2020年8月4日 日本ハム戦
ソフトバンク戦登板予定の高橋光成がスライド登板したが7四球の乱調。4回途中を3被安打ながら6失点で4敗目。
打線も打てず再び2桁三振の10三振。栗山と中村が2打点ずつで気を吐いたが、つながらない打線は相変わらずであった。この敗戦でチームは3連敗。日本ハムに代わって5位に後退した。
投手陣のだけのせい?
高橋が初回、四球で出した先頭打者を生還を許すと、3回には四球の直後に被弾した。出してはいけない場面で四球を与えて簡単に失点する投球は相変わらずである。そして、中継では四球を出すたびに辻監督の渋い表情が映し出された。
結局投手陣が10四球を与えた試合であったが、投手陣だけのせいにしてはいけないだろう。初回失点の場面は、四球のランナーを2塁においてレフトを越す2塁打を打たれたのであるが、レフトのスパンジーの守備がいただけない。落下点まで直線的に迎えば取れていた可能性がある打球で失点した。
そのスパンジーは3回に勝ち越しのチャンスにボール球に手をだして三振。この場面、鈴木が内野ゴロで得点できず、スパンジーだけの責任とは言えないものの、打てない、守れない選手を1番打者に起用するベンチにも大きな責任があると言わざるを得ない。
左右病は治らないのか
スパンジーだけでなく、リリーフの起用も疑問である。
6回から登板したのは、サウスポーの小川であった。左打者が続くから起用したものと思われるが、小川は昨年から左打者の方が打たれているのである。ベンチは左右病を患っており、左打者に左投手を当てる起用が多い。その小川が左打者4人に対して、1アウトを取っただけで、2安打1四球で満塁のピンチを迎えた。
そして、右打者の中田に対して、右の今井を起用した。先発で結果が出ない今井をリリーフで起用することに異論はないものの、中田に犠牲フライを打たれると、続く大田に試合を決定づける3ランホームランを浴びた。6回を終えたところで今井は降板した。
ベンチは今井に対して1イニング限定の起用で強い直球で抑えることを期待していたのではないだろうか。しかし、大田に打たれたのはチェンジアップ。ベンチの意図が今井に伝わっていたのか。ベンチと選手の意思疎通に疑問が残る起用であった。
5位まで落ちればもはや失うものはない。明日の試合は今季初先発の伊藤翔である。結果を残すためにも攻めのピッチングをするだろう。高橋、今井、松本のドラ1連中の登板とは異なり、伊藤の登板には期待したい。