2020年8月1日 ソフトバンク戦
調子の悪い打線が、絶好調のソフトバンク石川の前に沈黙。13三振を奪われた打線はスパンジーの1安打のみに抑えられて完封負け。
同じく先週土曜日のロッテ種市に初完封勝利を献上したが、この試合ではソフトバンク石川が初完封勝利。ライオンズの先発は同じく本田。初回の3失点以外は比較的好投していたが、つくづく勝ち運のない投手である。
ソフトバンクに敗れたライオンズは、この6連戦で4敗目を喫し、勝ち越しがなくなったとともに、借金生活に逆戻りとなった。
初回の3失点は森のリード
本田が初回にランナーをためて3ランを打たれた。打たれた球は、インコース要求が逆球となった外角高めのストレートであった。失投であり打たれた責任は本田にあるが、この打席の森のリードも打たれた一つの要因であった。
初球カットボールから2球目ストレートで追い込むと、3球目には高めの釣り球を要求し、4球目のストレートを被弾した。2球目からストレートを3球続けているのである。そして、3球目に要求した釣り球を活かすことなく同じ球種を続けた結果である。コースを変えるだけでなく、緩急も付けていれば、たとえ逆球になったとしても、打者のタイミングを外せていた可能性もある。
森は2球で追い込むと3球目にはほぼ100%高めの釣り球を要求し、その釣り球を活かすリードは全くできていない。ミットを構えた位置に投げられない投手が多い中で苦労のリードであるとは思うが、森のリードも勉強が必要であろう。