2020年7月17日 楽天戦
期待の今井、高橋の不甲斐ない投球で連敗を喫したライオンズは、ニールが連敗を止めた。ニールの立ち上がりは今季一番の内容。2回まで5つの内野ゴロで素晴らしい投球であった。
3回にヒットと2つの四球で満塁のピンチを迎え、タイムリーヒットを浴びて2点を失ったが、大きなピンチはこのイニングのみ。6回を投げて2失点でマウンドを降りた。
これまでの2戦で打てなかった打線は、楽天をエース則本を早々に攻略し、3回までに8安打で5点を奪ったこともニールの援護になった。リリーフ陣が無失点に抑えたライオンズは連敗ストップ。ニールは郭泰源に並ぶ13連勝を達成した。
17安打10得点の打線
3回までに5点を奪ったライオンズ打線であったが、なかなか中押し点が取れず苦しい展開となったものの、7回に1点を追加すると、9回にはダメ押しの4点を奪った。
1番鈴木、8番スパンジー、9番木村が猛打賞の活躍となった。
調子の悪いスパンジーと木村については、スパンジーは3安打2三振でヒットが出たのはよかったがまだまだであろう。一方の木村は、これまで差し込まれて右方向に飛ぶフライが多かったが、この試合の3安打はセンターから左方向。引っ張る打撃ができたのは調子が上がる兆しではないかと思われる。
鈴木は打撃に関してはここまでのところ言うことなしである。ただ、1番打者であるならば、追い込まれてからの粘り、四球を選んでほしいところである。また、ここまで盗塁がゼロであることもいただけない。どんどんチャレンジして、投手にプレッシャーをかけるべきであろう。
唯一のミスは栗山の走塁
2回に3点を奪った打線であったが、4点目も奪えていただろう。3塁ランナー栗山が、鈴木のレフトフライに飛び出してタッチアップができなかったのである。結果的に大勝できたため、大きな問題にはならなかったが、序盤で試合を決めるべく取れる得点は確実に取ってほしい場面であった。
連敗を止めて5割に復帰したライオンズであるが、明日は貯金がかかる試合である。開幕先発ローテーションのうち、本田と與座が抹消されたが、個人的には松本が真っ先に抹消されるべき内容であると思う。明日先発の松本の投球内容に注目である。