2020年7月15日 楽天戦
初戦が雨で中止になったため、改めて迎えた6連戦の初戦。先発の今井が自滅で試合をぶち壊した。
雨の影響があったとはいえ、3回は2アウトから3連続四球。このイニングは無失点で抑えたものの、4回にも2アウトからヒットと2つの四球で再び満塁。変化球でストライクが取れずに狙われた直球を鈴木大地に打たれてまずは2失点。さらに続く茂木にも同じく直球を狙われてバックスクリーン右に運ばれて合計5点を失った。
4回でマウンドを降りた今井は、7四球5失点。試合前のコメントでは涌井を意識しているコメントであったが、相手は涌井ではなく相手打線である。だが、この試合ではその打線も相手ではなく、自分自身が相手であった。結局、雨の中、打線は反撃できず、リリーフは打たれてライオンズは大敗を喫した。
森のリードにも問題あり
コントロールが悪いピッチャーのリードをできないのが森である。コントロールが定まらない投手をいかにリードするかがキャッチャーの見せ所である。ストライクが入らないのは投手の責任ではあるが、これだけボール先行になるのは今井だけの責任にはできないであろう。
特に気になったのは、3回の2アウト満塁での場面。絶対絶命の3ボールから1つストライクを取った後、森が構えたのは外角低めであった。要求通りに投げられていないから四球が多くなっているのであるが、さら外角低め要求である。
結局、逆球になって内角真ん中にいったボールで打ち取れたが、打ち損じに助けられた格好である。キャッチャーとして考えるところはないのだろうか。
スパンジーの外野守備にも問題あり
以前から気になっていたスパンジーの外野守備であったが、この試合でもスパンジーの外野守備がピンチを招いた。4回2アウトから今井が打たれた2塁打は、並みの外野手であれば追いついたのではないかと思える当たりであった。結局、この一打が5失点につながったのである。
スパンジーの外野守備の問題は打球の追い方だろう。おそらく一発で落下地点に入ることができないのであろう。打球を見ながらフラフラと危なっかしく追いかけていくのである。この守備であれば、打てないにしても川越を使った方がいい。
さらにスパンジーはこの試合で3三振を追加して目下三振王である。真面目に一生懸命プレーする選手であり必要な選手であることは間違いないが、一度2軍に落としてもう少し日本の野球に慣れる機会を作ってあげる必要があるのではないだろうか。下にいるメヒアから聞けることもあるだろう。このままではズルズルと三振を積み重ねていくだけの結果しか残らない可能性があろう。