2020年7月8日 ロッテ戦
ライオンズの連敗がようやくストップした。連敗ストッパーの今井は今季初勝利を挙げた。3-0の完封勝利を挙げたライオンズは5割に復帰した。
初回に外崎のタイムリー内野安打で先制した後、追加点を取れない重苦しい展開を打破したのは森の一撃。マリンスタジアムの強風にも負けないライナーでスタンドへ運んだ。一発で追加点を奪ったあとは、8回に足で奪った。外崎が四球で出塁すると、すかさず二盗を決め、続く山川の三遊間を破るヒットで俊足外崎はホームを陥れた。
先発の今井は、5回まで比較的安定したピッチング。6回に3つの四死球で迎えた満塁のピンチは併殺で切り抜けた今井であったが、7回にも1,2塁のピンチを再度迎えた。このピンチも何とか凌いだ今井はこの回でマウンドを降りた。7回98球、被安打2無失点で結果的には好投であった。ただ、四死球は6を数え、強風だったとは言え次回に向けて修正すべき内容であった。
中継では解説の里崎氏が今井のフロントドアが素晴らしいと言っていたが、果たして今井は狙ったボールだったのだろうか。これまで同様にシュート回転したボールをいいコースに投げられていただけのように見えた。結果は出たが、意図しないシュート回転のボールであれば修正が必要であろう。
初勝利には一安心であるが、8回続投という考えはなかったのだろうか。被安打は安田に打たれた2本のみである。6,7回と立て続けにピンチを迎えたとは言え、球数は98球であり、いっぱいいっぱいという感じではなかった。辻監督は高橋、今井に期待しているのであれば、もっと長いイニングを任せてもよかったのではないだろうか。
タイミングが合っていない木村
開幕当初はタイミングは合っていて、捉えた打球が野手の正面に飛んでヒットにならない打撃が続いていた木村であったが、ここに来てタイミングまで合わなくなってしまった。
ライトフライが増え、外角の変化球にくるくるとバットが回る打席が増えた。ライトフライが増えたのはストレートに差し込まれているためであり、それによって変化球を追いかけてしまっている内容である。
現状では鈴木将平の方が打撃の調子がいいのは間違いない。フルスイングで期待が持てるのは川越である。先日は中村が死球の影響でスタメンを外れ、鈴木、川越が起用される試合があったが、今度は木村が外され鈴木、川越が起用される試合があるのではないかと予想する。