2020年7月4日 オリックス戦
勝てたと言えば勝てた試合を引き分けで終えたライオンズの次の試合、今季の2回の先発で全く結果が出ていないかった松本航が先発した。これまでの2試合とは真逆の内容で、5回に3球続けたカーブをスタンドに運ばれた以外は好投であった。
松本は、球数も少なく84球で7回を投げ終えたところでマウンドを降りた。しかし、リリーフが誤算。誤算というより、勝ちゲームでのベンチの起用ミスではないだろうか。
森脇が1点を失って1点差に迫られると、吉田正尚対策で登板した小川が逆転被弾。1点差で逆転負けを喫した。
試合後、辻監督は森脇登板について「台所事情」と語った。平井、ギャレット、平良が先日の試合で2連投。3連投を避けるべく、森脇を登板させたと思われる。勝ちパターンを使いたくなかったというのであれば、球数にまだまだ余裕があった松本の続投でよかったのではないだろうか。
本塁打を打たれたカーブは、森が続けて要求したものであり、打たれた後に森は松本に謝っていた。決して松本のミスではない被弾であった。7回に連打でピンチを招いたことが交代の要因になったのかもしれないが、この試合は松本に預ければよかったと思う。
金子がスタメン
センターのスタメンに金子が戻ってきた。オリックスの先発が左腕の田嶋だったため、左の鈴木や川越ではなく、金子を選んだのではないかと思われる。
しかし、金子のバッティングはどん底である。2つの内野フライと三振で3打数ノーヒット。内野ゴロすら打てず、出塁のチャンスは皆無であった。この状態の金子を起用する意味はあるのだろうか。
2軍には同じスイッチヒッターの松井稼頭央がいる。10日限定でもいいので、一度2軍で松井監督にアドバイスをもらってきた方がいいのではないだろうか。左右にかかわらず、今の状態では鈴木や川越の方が期待が持てるのは間違いない。
明日の試合はオリックスは山本が先発。多くの点は望めない試合となるが、果たして9番センターには誰が起用されるだろうか。