2020年6月25日 ソフトバンク戦
1勝1敗で迎えた6連戦の3戦目。6人目のローテーション投手入りをつかんだ本田が今季初先発となった。
その本田は立ち上がりからコントロールが悪く、投球のほとんどが逆球と言っても過言ではないくらいの内容。ただ、失点はバレンティンに打たれた2本の本塁打のみ。2本目は甘くなった初球を打たれてしまったが、2本目の本塁打を打たれた後は打って変わって投球内容が良くなり、その後の6人を完璧に抑えたところでマウンドを降りた。
6回から登板したリリーフ陣は2人のルーキーが登板し、浜屋が3回、宮川が1回を投げたが共に1失点。投手陣が失った4点以上得点するのは今日のライオンズ打線にとっては厳しかった。
バンデンハークがあわやノーヒットノーラン
7回までライオンズ打線は21人で攻撃を終え、外崎が四球で一度出塁したのみ。バンデンハークが良すぎて、8回に山川が意地の内野安打で初ヒットを放ってなんとかノーヒットノーランを阻止した。
ノーヒットノーラン阻止だけで終わらないところがライオンズ打線である。中村の2塁打でチャンスを広げると、栗山の内野ゴロの間に1点を返すと、木村のタイムリーヒットで一時は1点差まで追い上げた。
結局、ヒットを放ったのは8回の3本のみ。9回に宮川が1点を失ってリードを広げられ、2-4でライオンズは連敗を喫した。6連戦は残り3戦、バレンティンを勢い付けてしまったのは痛い。明日以降、バレンティンの前にランナーを出さないことが重要になってくるだろう。
この試合のワーストプレー
いっぱいいっぱいのプレーであったことは認める。しかし、追いついてグラブに当てたのであればボールを落としてはいけない。この試合でのワーストプレーは金子の9回のプレーである。記録はヒットであり決して責められるものではないが、1点差に詰め寄った直後だっただけに失点を許すことになったプレーは非常に残念であった。