CS初戦を平井と平良の継投で落とす

10月9日 ソフトバンク戦

クライマックスシリーズのファイナルステージが開幕した。

11連勝したニールで何としても勝利を挙げたかったライオンズであったが、ニールが1点差を保って降板した後にリリーフ陣が逆転を許し、初戦を痛い形で落としてしまった。

アドバンテージを含めて1勝1敗のタイに並んだ。

1敗以上に痛い敗戦

負け投手平井、逆転されたのは平良のボールを森が取り損なったパスボール。

シーズン中には点を取られる前にイニング途中で降板することがなかった平井をあっさりと代えた。8回に1アウトを取った後に連打を許し、1塁3塁のピンチ。ここで平井に代えてマウンドに上がったのは平良。

結局平良は次の松田を三振に仕留めたものの、内川の代打長谷川に打たれて同点。そして、森のパスボールにつながった。

「三振が取れるのは海馬」との辻監督のコメントである。三振が欲しくて平良を出す采配はいいと思う。1点差を守りたかったのだろう。

しかし、その継投の過程に問題があるのではないかと思う。

平井が交代を告げられた時はマウンド上で驚いた表情であった。降板後には「(イニング途中の交代が)一番の屈辱」と語った。一方の平良は「平井さんが投げきると思った。あの場面は予想外だった」とコメントした。そして、小野投手コーチは「平井には申し訳ない」と語った。

平井と平良は想定外の交代であったことは明らかである。そして継投は失敗した。こういう継投もあり得ると、前もって伝えておくことが投手コーチの仕事ではないのだろうか?

ただの継投失敗ではない。ミスコミュニケーション・・・1敗以上に大きな何かを失ったことにならなければいいと願うだけである。

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