6月19日 中日戦
前日のカード初戦を大勝したライオンズは、カード2戦目が鬼門。この試合も、中日先発の大野に完璧に抑えらえ、0-2で終盤に入った時点でこの試合は難しいと思われた。
しかし、チームを勝利に導いたのは中村であった。バッティングカウントから狙いすましたスイングで、打球はライトスタンドに飛び込み値千金の同点弾となった。さらに9回には、満塁から勝ち越しの2点タイムリーを放ち試合を決めた。
ライオンズ打線で大野に一人だけタイミングが合っていた中村の3安打4打点の活躍で中日に連勝で3連勝となった。
拾った勝ち
同点になった8回裏の場面、平井が登板すると先頭打者に2塁打を打たれてピンチを招くと、進塁打で1アウト3塁とされた。
ここで、大島を1塁ゴロに打ち取ったが、3塁ランナーが中途半端なスタート。三本間での挟殺プレーでピンチを切り抜けた。ゴロゴーのサインだったと思われるが、中途半端すぎる中日の攻撃に助けられた格好となった。
さらに、9回には先頭の源田がヒットで出塁すると、続く外崎がバント。1球目をファールにし、2球目はピッチャー前に転がり、送りバント成功。しかし、このバントは、スローで見るとバットに2度当たっていた。
中日側からリクエストがあったが、当該プレーはリクエストの対象外。おそらく、塁審より前の打球であるためだろう。審判に助けられて掴んだチャンスを中村は逃さなかった。
4打点を中村を褒めるべきではあるが、大野の今日の出来を考慮すると、中日の拙攻、審判の判断で拾った勝ちと言っても過言ではないだろう。