6月14日 ヤクルト戦
連敗して5割に戻ってしまったライオンズであったが、序盤から打線が爆発すると、先発の高橋光成は完投し連敗をストップした。
高橋は125球を投げて被安打10も、再三のピンチも4つの併殺打で切り抜け、失点はわずか1点。
中村が満塁ホームランを含む5打点を挙げ、打撃陣は11得点で高橋を援護したが、高橋には十分すぎる得点であった。
リリーフ陣を休ませたが・・・
高橋が完投し、ライオンズのリリーフ陣を休ませることができた。しかし、ライオンズ打線は、ヤクルト先発のブキャナンから11点を奪った後は沈黙。ヤクルトはブキャナンと山田を登板させただけで、ヤクルトもリリーフ陣を使わずに試合を終えた。
3連戦の最初の試合であり、ヤクルトのリリーフ陣をもっと引き出す攻撃を繰り出しておきたい試合だった。
攻撃陣の課題
初回の5連打での先制は素晴らしい。中村の満塁ホームランを含むビックイニングも素晴らしい。
ただ問題は、そのビックイニングとなった4回の木村であろう。3-1と2点差に詰め寄られた直後の場面で、先頭の栗山がヒットで出塁すると、続く木村にはバントのサイン。しかし、木村は2球続けてバントをファールにし、強攻策に切り替わった。その木村はヒットを放ちチャンスを広げたが、あくまで結果オーライである。
防御率が悪いライオンズは1点でも多く得点が欲しいチームである。小技をきちんと決めてチャンスを作って得点を重ねていく必要がある。特に、8番9番で起用される打撃がイマイチな木村、金子には小技、足、守備の正確性が求められる。