サヨナラ勝ちを呼び込んだ内野ゴロ
4月12日、好投した多和田が今季初勝利を初完封で飾りチームが勢いに乗る勝利となった。
最後は、愛斗のセカンドゴロが相手のサヨナラエラーを呼び込み決勝点を挙げた。しかし、この愛斗のバッティングは褒められたものではなかった。
伝わらなかった首脳陣の意図
辻監督は「外のボールを追わずに、打てるところを思い切り振れ!」とアドバイスをしたようである。つまり、思い切り振れる所を持ち前のフルスイングで挑めということである。
この場面、9回裏同点、1アウト1,2塁で、次のバッターは金子である。首脳陣としては、愛斗が三振でもよく金子までは回して欲しいという考えである。
そこで辻監督のアドバイスである。三振はOKである。併殺だけは避けたいという意図である。
しかし、愛斗のバッティングは1ボール2ストライクから、外角高めのボール球を当てただけのバッティングである。愛斗は「追い込まれていたし、とにかくバットに当てようと思った。必死に走った」とのことである。
中途半端にバットに当てる必要などないにもかかわらず、当てにいった最悪のバッティングをしただけでなく、首脳陣の意図が全く伝わっていなかったことも判明したのである。
併殺こそ免れたものの、このようなバッティングを繰り返すのであれば愛斗の成長は望めないだろう。監督、打撃コーチが試合後に愛斗を注意していればいいのであるが・・・