本拠地開幕
開幕3連敗でスタートしたライオンズが本拠地に戻って今季初勝利を挙げた。
3回に金子、源田の2人で先制すると、6回まで毎回得点を挙げ、最大5点のリードをもらった投手陣が何とかロッテ打線を抑えて、4戦目にして2019年シーズンのライオンズが勝利を飾った。
今季初の2桁安打で打線がつながる
先制の場面は、金子の単打から始まった。源田のライト右へのライナー性の打球で金子は2塁で一旦止まったが、打球が抜けるとフル加速で本塁まで帰ってきた。金子の足が生み出した先制点である。
金子は塁に出れば何とかなるのであるが、塁に出たのは1回のみで3三振。1番として定着するにはまだまだ時間はかかりそうである。
一方、金子と同様に期待されている木村は2安打1打点。タイミングを外されてもバットに当てて食らいつくバッティングは評価できる内容である。
中軸では秋山、山川がイマイチの中、森の調子がいい。2安打4打点でチャンスでの強さは今季も健在である。メヒアも1軍に上がってきて、打線がようやく開幕を迎えたようである。
投手陣は苦しい
来日初先発のニールが5回1/3を投げて2失点であった。結果だけ見れば上々かもしれないが、球威がない、コントロールが悪い。78球で交代となったのは、全くいただけないだろう。特に、コントロールが悪い。コースに構えても真ん中に球が集まる状態である。この試合だけであればいいのであるが、次の登板は心配である。
さらに、中継ぎは開幕3連戦でヒース以外はいい出来であったが、この試合はイマイチ。前回登板で期待を持たせた増田が被弾、新しく抑えになったマーティンは無失点ながら1発で逆転となる満塁のピンチを迎えた。この後の2試合は武隈、本田が先発だけに、中継ぎが頑張って欲しいところである。
リクエストすべきプレーを見逃してはダメ
問題の場面は、2回の森の打球である。ライナー性の打球にロッテのライト加藤がスライディングキャッチした(ように見えた)。ただ、映像を見る限りでは、ダイレクトキャッチではないように見える。映像ではワンバウンドしたか、ダイレクトキャッチだとしてもグラブの中でバウンドしたように見えた。
3連敗して何としても勝利が欲しい試合で、少なくとも「好プレーだから仕方ないよね」で終わるようなプレーではない。1塁コーチなのか、ベンチの首脳陣なのか、きっちり判断してほしい。
いろいろ課題はあるものの、初勝利を挙げられたライオンズのチームの雰囲気が今後よくなっていくことを期待したい。