2018年10月19日 CSファイナル第3戦
ファイナルステージ第3戦は、1勝をリードしたライオンズの投手陣の崩壊で決着が付いた。ライオンズ投手陣は15点を失い、対戦成績は2勝2敗の五分となった。
5回までに12点を失った試合であったが、先発の榎田は3回4失点、続く十亀が2回8失点であった。結果的に試合を壊したのは十亀であった。
判定に泣かされた榎田
序盤3回で4失点の榎田。3回に四球も絡み、先制の3ランホームランを喰らった。その後も抑えられず、結局4失点で4回のマウンドに上がることはなかった。
ただ、榎田には可哀そうな判定が多々見られた。低めのボール、外角のボール、ストライクだろ!と言いたくなるボールをことごとくボール判定をされた。3ランホームランを打たれた球は真ん中に入った失投ではあるが、その前の1球は外角のストライクコースに投げた球をボール判定された。
ストライクを取ってもらえないからストライクが欲しくなり、結局真ん中に行ってしまったというところだろう。
これが、両チームに平等な判定であれば文句もないのであるが、ソフトバンク千賀の投球に関しては序盤から低めのボールをことごとくストライク判定である。審判の判定で乗れた千賀と乗れなかった榎田の差が如実に現れてしまった。
十亀が試合をぶち壊し
4点であれば、まだまだ追いつけるのが今年のライオンズである。しかし、榎田の後の十亀が試合をぶち壊してしまった。
ストライクすらまともに取れず、カウントを悪くして痛打される繰り返し。4回は打者8人、5回は打者9人である。第1戦でも1イニングで3失点しており、トータル3イニングで11失点となった。ベテランと言われる年齢に近づいてきた十亀であるが、投球はプロとは言えない内容であった。
おそらく明日には選手登録を抹消されて新たに中継ぎ投手が補充されるであろう。
外崎の復調
大敗したゲームであるが、外崎の復調が収穫だろう。怪我から復帰し、外崎らしい打球が飛んでいなかったが、この試合で1本塁打を含むマルチヒットを記録した。打撃でも完全復活と言えるだろう。
一方で、3試合で1安打とバットが湿っているだけでなく、タイムリーエラー2つと完全に精彩を欠いているのが中村である。
好調栗山の後ろの6番を打っているが、明日にはオーダーをいじって6番に森あるいは外崎あたりが入るのではないだろうか。思い切って中村を外すか、8番に据える采配を期待したい。
まだまだ5分である。第4戦は、大舞台に強い今井のピッチングに期待したい。