再びシュリッターが多和田の白星を消すピッチングで逆転負けを喫す

9月30日 日本ハム戦

前日の試合で19残塁の日本タイ記録の大拙攻を演じた日本ハムであったが、この日は4安打で6得点。

ライオンズは9安打で3点しか奪えず、日本ハムに痛い敗戦となった。

先発多和田は2失点(自責1)したものの6回を投げて先発の役割を果たした。問題は多和田を受けた勝利の方程式であった。

牧田は先頭打者に四球を与え、ピンチを作り、制球も悪いイマイチの内容。2試合連続失点中であったが、この試合は何とか無失点に抑えた。しかし今後に不安を残す投球となった。

続くシュリッターは1アウトから四球を与え、連打で失点。味方のミスもあって3塁までランナーが進んだところで、勝ち越しの犠飛を浴びてジ・エンド。

前回の多和田が登板した試合でも多和田の白星の権利を消しており、2試合連続でシュリッターが多和田の白星を消してしまった。

痛い敗戦となったが、救いは2位争いを演じる楽天も敗れたことであろう。

失点に絡むエラー

9月に入りエラーが急増しているライオンズである。この試合でも4失点のうち、2失点にエラーが絡んでしまった。

最初は源田のエラー。ショートへの深いあたりを何とか止めて2塁に送球したが、送球が乱れてしまい、その間に1点を失ってしまった。

次は、金子のエラーである。ライトへのヒットに対して本塁への送球を焦ったのか、ボールを捕球できず、2塁ランナーは生還。金子のエラーは2塁ランナーの生還ではなく、1塁ランナーを3塁に進めてしまったことについて記録された。

源田のエラーは、一つのアウトを取ればチェンジとなる場面で、2塁フォースプレーのところ、チャレンジする気持ちは分かる。送球エラーはいただけないが、仕方ないと諦めもつくであろう。

一方、金子のエラーは、3塁に勝ち越しのランナーを送ってしまった。そして、シュリッターが犠牲フライを打たれてあっけなく勝ち越しを許してしまった。1塁ランナーの3進を止めていれば、同点で済んだイニングである。

2塁ランナーを本塁で刺したい気持ちは分かるが、絶対にしてはいけないエラーであった。

もう当てにならない勝利の方程式

牧田、シュリッターとも悪い内容。この試合で増田は登板していないが、最近はピリッとしない投球が続いている。

今シーズン6回までにリードしていたら1敗しかしていないというソフトバンクとは非常に大きな隔たりがある。

この日は高橋朋己が昇格してきたところである。勝利の方程式と言われている3人が投げる場面で、野田、平井、武隈は使いずらいだろうが、高橋は別だろう。

高橋が僅差で投げられるようであれば、4人で後ろの3イニングを抑えるくらいの投手起用でもいいのではないだろうか。

そのためにも早く高橋に登板機会を与えてほしいところである。

コメント

  1. 解説者の目 より:

    以前何処かに書いたが、守りの基本プレーミスは致命的。まして大事な終盤戦でのエラー多発はどうした事か、優勝前の緊張でもあるまいに!張本流に大喝でしょう。ひとつひとつの基本プレーを丁寧にやる気持で試合前練習や想定練習をやって貰いたい。
    残り4試合で森の捕手はやめるべきだ。記録上はワイルドピッチが多いが投手の球筋とクセを一番知ってサインを出したなら身を呈して止めなきゃいけない。低めの変化球を要求する場面で下半身がまるで動かない!これでは投手は安心して低めに投げられないから高目に浮く。練習不足なら今は捕手でなく打撃に専念させるべきだ。打率も1割以上違うし。ベンチの采配に疑問である。それに栗山と中村。CSを一番経験した二人のバッティング内容がずーっと悪いままでチャンスも潰す。今為すべきことと身体の反応や配球の読みが狂ったままだ。急に良くなるはずはなく悔しいだろうがベンチに置くべき。カンフル剤で坂田の起用はどうか?メヒアも対戦相手の外人助っ人の必死さを学んで奮起させる策をベンチは早く取るべきだ。CSまでにこの主力3人が復調しないと悲惨な事になる気がしてならない。今日の札幌最終戦はどんな手を使っても勝たねばならない‼️

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