9月17日 ソフトバンク戦
前日に目の前で胴上げを見せつけられたライオンズであるが、まだ2位争いが残っているため、負けることができる試合はない。
この試合の先発は多和田。調子のいい試合と悪い試合がはっきりしてる多和田であるが、この試合はいい方の多和田であった。
3回には山川のファインプレーでピンチを切り抜けると、7回まで投げて被安打5の無失点に抑える好投であった。
2回に14球粘った外崎の犠飛で1点を先制したものの、その後はチャンスで点が奪えない苦しい展開。
1点差つないだシュリッターが8回に3連打を浴びて同点とされてしまった。
だがこの試合ではライオンズが粘りを見せた。8回裏、ソフトバンクのセットアッパー岩嵜から山川がバックスクリーンに放り込むホームランで同点とした。
延長に入ると、源田のヒットを足掛かりに1アウト満塁のチャンスで迎えたこの試合2安打の栗山が四球を選び、サヨナラ押し出し勝利。
ソフトバンクに一矢報いたライオンズは、この日試合がなかった楽天との差を3ゲームに広げた。
富士大トリオの活躍
まずは、先発の多和田である。7回無失点で勝ちは付かなかったものの、ソフトバンク相手にナイスピッチング。CSでソフトバンクに当たれば、間違いなく投げる機会が出てくるだろう。
次に外崎。あっさりと三振に倒れる打席が多い中、先制の場面ではソフトバンク千賀を相手に14球粘った末に、ライトへの大きな飛球を放った。これが先制の犠飛となった。
最後に、お立ち台にも上がった山川。3回の守備で華麗なグラブトスで多和田を助けると、逆転された8回には同点弾を放った。5番浅村が不調で苦しむなか、しっかりと4番の働きをこなしている。
富士大トリオの今後の活躍にも期待である。