8月13日 ロッテ戦
前カードのオリックス戦は負け越し、このロッテとのカードは1勝1敗でどうしても負けられない6連戦の最後の試合であった。
ライオンズの先発は久しぶりのファイフ。1,2回のピンチをしのぐと、秋山の自作自演の好プレーもあり、徐々に調子を上げた。
しかし、この尻上がりの好投が継投の遅れを生んでしまったのだろう。6回にファイフは先頭打者への四球に始まり、合計2四球3安打で1死も取ることができずにあっさりと逆転された。
遅くともノーアウト満塁になった時点で交代するべきだっただろう。これまでのファイフの投球を見て、信頼できる投手ではないことは分かっていたはずである。しかし、遅きに失した結果の逆転。
前日には多和田が完封勝利を挙げており、リリーフ陣にはかなりの余裕があり、早めに継投できたはずであるが、完全に継投ミスである。
土壇場に浅村のヘッドスライディングから逆転
敗色濃厚であった9回に先頭の浅村がボテボテの内野ゴロに1塁へヘッドスライディング。再び見る光景である。前回は左肩を痛めており、思わずヒヤッとしたが、事なきを得て内野安打。
ここからライオンズの怒涛の逆転劇が始まった。
山川がヒットでつなぐと、栗山がようやく仕事をして犠飛で同点。
さらに外崎が内野安打でつなぐと、炭谷が勝ち越しのタイムリーヒット。レフトの角中が捕球した時点で2塁ランナー木村は3塁を回っておらず、本塁は微妙なタイミングであったが、木村の好走塁で勝ち越し点をもぎ取った。
さらには、水口のスクイズ空振りをロッテ田村がランナーへの空タッチでお返ししてくれて、追加点。最後には、金子のタイムリー2塁打でダメを押した。
ヘッドスライディングを許容しているのか
先日同様、浅村の気迫のヘッドスライディングが攻撃に勢いをつけた結果ではあるものの、やはり怪我が心配である。選手層が厚くない分、現戦力が欠けると即優勝争いから脱落ということになりかねない。
ベンチの継投ミスがヘッドスライディングで助けられた格好ではあるが、やはりヘッドスライディングは禁止すべきではないだろうか。
ともあれ、下位チームに対して連続負け越しという事態だけは避けられた。ベンチと選手が一体になって上位を目指せ!ライオンズ!