8月12日 ロッテ戦
2連敗したライオンズの先発は多和田、一方のロッテは涌井の先発。しかし、元エース涌井相手に、多和田ががんばった。
初回に連打で作ったピンチを切り抜けると、2回以降は散発の4安打。112球で堂々の完封勝利を収めた。
多和田の完封は秋山のホームランに助けられた面が大きい。1-0の緊迫した試合展開の中、8回に飛び出した秋山の2ランホームラン。多和田を随分楽にしたことだろう。
今週は、菊池雄星でも試合を落として連敗し、連勝がストップしたライオンズの歯車が狂いかけているところで、多和田の完封勝利は価値がある1勝となった。
足を引っ張るベテラン陣
最近の試合で中村、栗山らベテラン陣が打てないのは、この試合でも同様に、中村、そしてDHの渡辺直が打てずも試合を優勢に進めることができなかった。
さらには、多和田が好投する中、7回に平凡な内野フライを炭谷と中村の連携不十分ので捕球できず、先頭打者を安打にしてしまう始末。
足を引っ張り続けるベテラン陣は、いつになったら奮起してくれるのか。この試合は金子、秋山の2ホームランで何とか勝ったが、ベテラン陣の奮起、あるいは若手の起用が期待される。
明日の先発はファイフ。不安しかないが、勝てば今月2勝1敗ペースを維持できる。リリーフ陣を休ませた多和田に報いるためにも何としても勝利が必要である。