不甲斐ないピッチングの野上、嫌な流れを止めた平井

先発野上の自滅

7月28日ロッテ戦、先発野上は5回79球4失点。

球数だけであれば、まだ投げられるが、5回で降板させられる投球内容。5イニングで2併殺のロッテの拙攻がありながら、余計な四球、暴投、失投による自滅で4失点。

9番打者に与えた2四球がともに失点につながった。

3回には四球から2,3塁のピンチを招くと、暴投で失点。その後、セーフティスクイズを決められて2点目を失った。セーフティスクイズは仕方ないとしても、暴投は投手のエラーである。

さらに、5回にはバントの構えの打者に対してストレートの四球を与えてしまった。余計な四球の後に、勝ち越しの2点スリーベースヒットを許した。

このスリーベースヒットは、2ストライクと追い込み、3球目を高めに外すはずであったが、中途半端な高さへ投じた失投を痛打されたものであった。

6連勝と波にのるチームで、先発としての役割を全く果たせなかった野上の投球内容であった。

平井がパーフェクトリリーフで流れを止めた

野上が作った悪い流れ。5回を終わって4-2と2点ビハインド。さらに、ロッテ先発涌井には、初回に2点を奪った後は1安打に抑えられ、流れは完全にロッテ。

しかし、野上を受けた平井が6,7回を3人ずつで抑えるパーフェクトリリーフ。

特に、7回には涌井がアクシデントで降板した直後に栗山のホームランで1点差に迫った後であり、ライオンズに流れを引き寄せるピッチングであった。

結果、ロッテリリーフ陣が踏ん張れず、9回の土壇場でライオンズ打線が1安打ながら、2つの犠牲フライで逆転に成功。ライオンズが逆転で7連勝とした。

白星も付かなければ、ホールドも付かない平井であったが、この勝利は平井抜きでは語れないほどの貢献であった。

コメント

  1. 解説者の目 より:

    野上の負けを尻拭いして勝ちに繋げた平井の2イニング完璧リリーフ。勝利犠飛の源田が表のヒーローだが平井にも何か賞と記録がないものか!この1勝はとてつもなく大きく、ミラクルの序章になるかも知れない。優勝する時は何度か勝ちを拾うもの。今なら15連勝夢ではないがここ何試合かの走攻守のミスを極力無くせ、暑い時期こそ集中力を持ってプレーして欲しい。

    • Mr.H より:

      コメントありがとうございます。

      平井はよく頑張っていますね。ビハインドの場面でもナイスピッチングですが、残念ながら記録上は何もなし。大石や去年の牧田だと白星が付いたりしてるんですが、平井は運が悪いのかな。オフにはこの頑張りを正当に評価してほしいですね。

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