辻監督の温情采配で初勝利を挙げたファイフ

7月12日 前半戦最終戦で来日初勝利

ファイフが初勝利を挙げた。5回を投げて90球、2失点の投球内容であった。

試合後には、辻監督が前半戦最終戦について「今日は本当に勝ちたかった」とコメントした。一方で、「勝ちにいくなら5回に継投も考えた」ともコメントしている。

本気で勝ちにいくなら、5回途中でファイフを降板させていただろう。

5回に降板の可能性があったファイフ

5回が始まるまでは4-1でライオンズがリードしていたものの、5回にファイフがタイムリーヒットを浴びて4-2に詰め寄られた。5回2アウトではあったが、ランナー2,3塁で一打同点のピンチである。

勝ちにこだわるのであれば、この場面は間違いなく継投であっただろう。左の鈴木大地に対して、武隈を当てるのがセオリーではないだろうか。

しかし、勝ちにこだわっていながら、辻監督は敢えてファイフを続投させた。ファイフに白星をつけたかったのである。

すなわち、後半戦にもファイフを戦力として考えているということである。ここで白星をつけることで、後半戦ではファイフが楽にピッチングができるように考えたと思われる。

辻監督の温情采配とも言えるファイフの続投が成功し、ファイフは前半戦の最終戦で来日初白星を挙げた。この温情采配が活きて、後半戦のさらなるファイフの活躍を期待したい。

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