外崎修汰と水口大地
2人に共通するのは、外野と内野を守るという点である。
7月11日の試合で内野手である水口が初めて外野を守った。センター秋山との連係に不安な場面も見られたが、ライナーをスライディングキャッチするなど好捕を見せた。
一方の外崎は、レフトでスタメン出場し、試合終盤にはセカンドを守る場面が多い。先日は慣れないライトの守備でライトゴロを完成されており、無難に外野守備をこなしている。
外野と内野を守る選手
外野も内野も守るという点だけで言えば、ソフトバンクの内川や中村晃、日本ハムの中田翔などが挙げられるが、いずれも内野の守備は1塁のみである。
一方、外崎の守備位置は2塁、3塁、レフト、ライト、水口の守備位置は2塁、3塁、レフトであり、1塁以外の内野を守るのが特徴である。
1塁以外の内野と外野を守ることで、ライオンズ打線の選択肢を増やしており、特に、試合終盤に代打や代走で守備位置が変わる際に非常に重宝されている。
さらには外野の選手の間で競争も生まれ、去シーズン盗塁王を取った金子でさえスタメンで出場できない試合もあるくらいである。
ここまでのところは、外崎と水口に内外野を守らせることでライオンズの打線、守備がうまく機能していると言えるだろう。
辻チルドレンとも言える田代や木村は出場機会が減ったが、代わって出てきた辻チルドレン外崎と水口が出場機会を増やしている。
外崎と水口には今後も注目したい。