7月8日 楽天戦
ライオンズの先発は6月の月間MVPを獲得した十亀。一方の楽天は美馬が先発。
十亀はボール先行で制球不安定なピッチング。2回に満塁のピンチを迎えると、押し出し四球で先制点を献上。さらに、セカンドへの打ち取った打球が内野安打になり2点を失った。
一方の美馬は十亀と対照的にほぼ完ぺきなピッチング。
ほぼ完ぺきに抑えられていたライオンズ打線であったが、美馬がマウンドを降りた後、8回にエラーのランナーを一塁において今日昇格したばかりの山川が代打ホームランで同点に追いついた。
しかし、その直後に登板したシュリッターが誤算。先頭四球から、自らのエラーもありノーアウト満塁のピンチを迎えた後、楽天アマダー勝ち越しタイムリーを許してしまった。
結局、そのまま4-2で試合終了。3安打ながら一度は同点に追いついたライオンズであったが、シュリッターの誤算で連敗は4でストップした。
リズムを作れない十亀
十亀は結果的に5回2失点と試合を何とか作ったように見えるが、試合を作ったのではなく、壊さなかったというのが正しい表現かもしれない。
球数は非常に多く、5回で115球を投じた。一方の楽天美馬は5回を終えてわずか53球。単純にほぼ倍の時間ライオンズが守備をしていることになる。これでは守備にリズムが生まれるわけはない。
2点目を失ったセカンドへの内野安打は、浅村がバウンドを合わせるために下がって捕球、さらにメヒアがファーストに入るのが遅れ、その上、浅村が足を少し滑らせて送球が遅れたのが原因である。これは十亀のリズムの悪さが招いた内野安打と言っても過言ではないだろう。
月間MVP獲得後のインタビューで「恥ずかしい」と言っていた十亀であるが、運よく月間MVPが取れたため「恥ずかしい」のであろう。しかし、運も実力のうちである。
この試合のピッチングの方が、はるかに「恥ずかしい」ものであることは間違いない。
コメント
ご指摘の通りです。
十亀は、コントロールで勝負する投手ではありません。思い切り腕を振り、多少の荒れ球が効を奏すタイプ。
それなのに、強気で攻めないから、こんな結果に…。
先日のオリックス戦で現地観戦しましたが、相変わらずのようですね。
コメントありがとうございます。
強気で攻める以前にストライクが入らない状態だったように見受けられます。2回の三好の打席で岡田がスライダーにこだわった結果、ストレートの四球になってしまったのが痛かったように思います。