7月1日 オリックス戦
連敗中のライオンズは、月が替わり新たな気持ちでスタートしたいところであるが、先発十亀が早々に捕まった。
2回に安打と死球でノーアウト満塁のピンチを迎えると、あっさりとタイムリーヒットを打たれて2点を献上。さらに、送りバントの後に再びタイムリーヒットで合計4失点。
一方、ライオンズ打線はここ最近の貧打が解消せず、苦手とするオリックス松葉の前に散発の5安打。2点を返すのがやっとであった。
ライオンズの4人の救援陣は0点に抑えたものの、打線が奮起せず、結局4-2で敗戦。ライオンズは4連敗、5カード連続の負け越しとなった。
防げた失点
点を奪われたのは2回だけである。その2回の守備、ノーアウト満塁からタイムリーヒットで2点を失ったところまでは仕方ない。
しかし、その後、送りバントを決められて1アウト2,3塁とされた。いや、送りバントを決められたのではない。ピッチャー正面のバントを3塁アウトのタイミングにも拘わらず、十亀が3塁に送球しなかったのである。
防げた送りバントをみすみす成功させてしまったのである。
その後のタイムリーでさらに2失点。この2失点のうち、1点は防げた失点であったと言えるだろう。
もちろん、打線が2点しか奪っていないため、3点に抑えていても勝てたとは限らないが、得点差によってピッチャーにかかるプレッシャーが違うのは明らかである。その後の試合展開がどうなっていたかは分からない。
十亀と言えば、送球エラーが多く、フィールディングが悪い。余計な失点を増やさないように、練習でフィールディングを何とか改善できないものだろうか。