6月17日 中日戦
交流戦残り2試合を連勝すれば、優勝の可能性が残っていたライオンズであった。
しかし、この試合ドラゴンズ先発のバルデスを打ち崩せず、放ったヒットは2本のみ。1点を奪うのがやっと。
一方の投手陣は、佐野のアクシデントを受けたガルセスが3失点。さらに、8回には南川がダメ押しの1点を取られてジ・エンド。
ライオンズは4-1でドラゴンズに敗れ、交流戦優勝の可能性がなくなってしまった。
謎の投手リレー
この試合、ライオンズは、佐野、ガルセス、平井、武隈、南川、野田と投手をつないだ。
5回表を終わって3-1。ここで平井がマウンドに上がった。結果的に、平井は2イニングを無失点に抑えたが、回跨ぎではなく1イニングだけでもよかったのではないだろうか。
5回まで乗り切れば、6回以降は武隈、牧田、シュリッター、増田をつぎ込んでもいいくらいである。しかし、牧田以降の投手は登板することなく、8回に南川が追加点を奪われてしまった。
打線が点を奪えなかったため、結果的に負けは変わらなかったかもしれないが、負ければ交流戦の優勝が消える試合である。たとえビハインドであっても、これ以上点をやらないくらいの意地は見せてほしかった。
残り2試合で勝利の方程式が2連投したとしても、リーグ戦に戻るまでに休養日がある。勝利の方程式の2連投は十分に考えられるオプションだったのではないだろうか。
この試合は、勝利への執念が少し足りない投手リレーであったと言わざるを得ない。
果たして、リーグ戦終盤の負けられない試合でもこのような投手リレーを展開するつもりなのだろうか。