菊池の好投と見事な集中打で首位楽天に逆転勝ち

5月26日 楽天戦

4連勝中のライオンズはエース菊池が先発。どうしても落としたくない試合である。

一方の楽天の先発は森。この森の調子がよく、ライオンズ打線は完全に森に抑え込まれた。6回まで散発3安打の無得点であった。

しかし、森がマウンドを降りリリーフ陣が登板した8回、ライオンズは一気呵成の集中打で楽天のセットアッパー森原から5点を奪い逆転に成功。

投げては菊池が8回を1失点の好投。球数は109球。最終回も行けたのではないかと思われたが、最後は増田が締めてゲームセット。

ライオンズは5連勝を飾り、貯金を今季最大の8に伸ばした。

転機は森の降板

楽天の森は球数も少なく、6回を投げて70球、被安打3与四球1のほぼ完ぺきなピッチング。しかし、その森がマウンドを降りたことでライオンズにチャンスが訪れた。

森原を攻めて見事に逆転したのは前述のとおりであるが、その逆転劇の呼び水となった森の降板は、3番浅村、4番中村のバッティングではないだろうか。

6回表、2アウトランナーなしから、浅村がセンターへのポテンヒット。そして2アウト1塁から中村の飛球はレフトへ。背走した松井稼頭央に捕球されてしまったものの、打たれた瞬間の森は「しまった!」という表情。安堵の表情でベンチに引き揚げてきた。

ポテンヒットの後にあわやの打球である。これを見た楽天首脳陣が今日の森はここまでと考えたのではないかと推測する。ヒットにこそならなかったものの、楽天ベンチを動かした4番のバッティングであったと言えるだろう。

同点打の源田は猛省が必要

結果的に同点となったスクイズを決めたのは源田であるが、あきらかにミスである。

スクイズは小フライとなり、楽天の投手森原と一塁手銀次が交錯を避けた形で捕球できなかったが、バントを揚げてしまったのが最初のミス。

そして、バントを揚げた源田は一塁に走ることなく、打球を眺めて止まっていた。打球が落ちたのを確認してあわてて一塁に走り出す始末。これが2つ目のミス。

バントを失敗してしまったことは仕方ないとしても、走塁は常に全力でしなければならない。2つのミスが出たプレー、源田にはバントミスよりも走塁について猛省が必要だろう。

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