5月20日 ソフトバンク戦
菊池の負けで連勝が6でストップしたライオンズの先発は佐野。野上が裏ローテに行った影響で回ってきたチャンスで白星を挙げた佐野が前回登板に続き先発として起用された。今後も先発を任されるか、佐野の試金石であった。
その佐野は初回から失点。四球から乱れて連打で先制点を許した。
しかし、打線が佐野を援護。2回に木村の逆転2ランと浅村の通算100号となる3ランで5点を奪い逆転。さらに3回には下位打線だけで2点を追加した。
7点もらった佐野であったが、ピッチングはピリッとせず、5イニングで4失点。前回同様、5回でマウンドを降りた。ただ、5回の2失点は味方の2エラーも絡み、佐野の自責点は2。それなりに先発の役割を果たした。
佐野の後のリリーフ陣は、安定の武隈、牧田、シュリッター、増田。牧田が今シーズン初失点を喫して、2点差まで詰め寄られたが、シュリッター、増田がともに三者凡退に抑え、ライオンズが逃げ切った。ソフトバンクに連敗しなかったのは大きい。明日のウルフにソフトバンクへの勝ち越しがかかる。
下位打線で光を放ち始めた木村文紀
今シーズン当初から打撃には苦しみ続けた木村ではあるが、5月に入り打撃の調子は上昇。
まだまだ打率は.215ではあるが、この試合では逆転ホームランと追加点のタイムリーヒット。送球エラーこそしてしまったものの、広い守備範囲と長打力は魅力である。
今シーズンは下位打線が固定できていないライオンズであるが、木村が下位打線の中心となることで得点力アップが期待される。