5月17日 ロッテ戦
4連勝中のライオンズの先発は高橋光成。前回の登板でようやく今シーズン初勝利(4敗)をあげ、チームだけでなく自身の連勝もかかる試合であった。
その高橋は立ち上がりから不安定なピッチング。四球でランナーをためて、3連続タイムリーヒットを浴び、初回に3点を失った。
しかし、4戦連続2桁安打中の打線が高橋を援護し、高橋がマウンドを降りる5回までに4点を奪い高橋に勝利投手の権利をプレゼントした。
その後のリリーフ陣は平常運転。武隈、牧田が安定したピッチング。その間に打線が着々と点を重ね、終わってみればこの試合も2桁安打の先発全員安打のおまけ付きで8得点。
ロッテに連勝して、ライオンズは連勝を5に伸ばした。
高橋のピッチング
白星こそ挙げたものの、高橋の投球内容は反省点しか見当たらない。
失点は初回の3点だけであったが、ボール先行のピッチング。5回を投げて22人の打者に対して、15人が初球ボールである。
ボール先行のピッチングで球数を要し、5回を投げ終わったところで99球。前回登板でも5回96球。2勝とも決して褒められた内容ではない。
現状ではリリーフ陣が安定しているが、勝利の方程式は7回からである。少なくとも6回まで投げるのが先発投手の責任であろう。
ストライク先行のピッチングで球数を減らし、野手のリズムを作るのが今後の課題である。