劣勢を追いつき、最後はキャプテン浅村の一打で首位楽天にサヨナラ勝利!

4月19日 楽天戦

首位楽天との2連戦、初戦は完封負けした2戦目。ライオンズは連敗を避けるためにはどうしても負けられたい試合であった。

常に楽天にリードされる展開ながら、3周り目にようやく楽天則本を攻略し、8回についに4-4の同点に追いついた。追いついた後は、ライオンズのリリーフ陣がゼロを並べ、試合は延長最終の12回へ突入した。

12回は先頭秋山が今シーズン初の猛打賞となるヒットで出塁すると、源田はバント失敗をしたものの、続くキャプテン浅村が右中間を破りサヨナラのランナー秋山をホームに迎え入れた。

かなりの劣勢から試合をひっくり返して、サヨナラ勝ちで勝利。キャプテンがサヨナラ打を放ったこと、粘りに粘って楽天に勝利したことは今後のライオンズにとって大きな1勝であったと言える。

継投に迷った辻監督

辻監督は試合後に「よく勝った」と言ったが、さらに「継投を迷った」ともコメントしていた。おそらく4点目を取られた7回のことではないだろうか。6回裏にライオンズが2点を返して1点差に迫っていたイニングである。

この回に登板したのは野田は、先頭の茂木に四球を出して、1アウトと取った時点で大石にマウンドを譲った。その大石は、ウィーラーに打たれて4点目を献上した。勝ちにこだわるのであれば、野田ではなく武隈ではないかと思った人も多いのではないだろうか。

結果的に、武隈が12回を締めて勝ち投手になったわけではあるが、あの場面はビハインドであり相当難しい場面であっただろう。

4点目を取られた継投に反省している監督ではあるが、最も反省すべきはふがいないピッチングの多和田であろう。初回の先頭打者ホームランから始まり、1,2回に1失点ずつ。前回、ホームランを打たれたペゲーロにこの試合でもまた被弾。

結局、多和田は6回3失点でマウンドを降りたが、試合をぶち壊すことだけはなかった。チームが劇的な勝利を収めたものの、多和田にとっては反省ばかりの試合となったであろう。

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