試行錯誤が続く打順
栗山がふくらはぎの張りでスタメンから外れ、下位打線が貧弱になったライオンズの下位打線である。
栗山がスタメンから外れた試合は6番山川、7番斉藤、8番炭谷、9番木村で臨み合計1安打。次の試合は、6番木村、7番山川、8番外崎、9番炭谷となった。この試合では、4人で5安打。炭谷がたまたま3安打を放ったのが大きかった。
とはいえ、16安打の猛攻となったチームの勢いで打ったようなものであり、山川に1発は出たものの、やはり貧弱な下位打線であることは否定できないだろう。
大きな原因は木村である。開幕からずっとスタメンで使われているが、ここまで打率.171.ロッテとの3連戦は11-1であった。
木村が打てるかどうかがカギ
栗山が復帰しても木村はスタメンで使われ続けるであろう。
山川は相変わらず一発を狙い続けており、つなぎの役割を期待されるのはやはり木村であろう。オープン戦ではバッティングもよくなったかと思わせた木村ではあるが、蓋をあけてみれば相変わらずの三振の多さである。
身体能力の高さは誰もが認めるところである。打てないのは精神的な問題ではないだろうか。
このままの調子であれば、金子が復帰すれば、木村がスタメン落ちし、金子をライトで起用することになるであろう。下位打線のカギを握っている木村は果たしてモノになるだろうか。
木村がモノになれば、金子が復帰したときに非常に面白い打線が出来上がるであろう。