4月14日 ロッテ戦
首位楽天の連勝を止め、3連勝と勢いにのるライオンズは、エース菊池の先発。
お互いチャンスを潰す展開が続いたが、先制したのはロッテ。内野ゴロで先制点を挙げたが、ライオンズは主砲中村の一発ですぐに同点に追いつく。しかし、7回投球数が100球を超えた菊池が打たれ、再びロッテにリードを許した。
1点差のまま最終回、ロッテの守護神益田が登板。2アウト1塁で打席にはメヒア。フルカウントとあと1球まで追い込まれたが、メヒアの一振りで打球は左中間スタンドへ吸い込まれた。あと1球から逆転に成功したライオンズであった。
ところが、試合はすんなりと終わらず、ライオンズの方の増田も大誤算。1アウト満塁フルカウントと1打逆転サヨナラまでお膳立てをしてしまったのである。しかし、最後は増田が代打の切り札福浦をゲッツーに切って取り何とか逃げ切り、ライオンズが逆転勝利を収めた。
三振が14個の雑な攻撃
メヒアサマサマのホームランであったが、そのメヒアも含めて27個のアウトのうち、実に三振が14個、半分以上が三振である。三振は何も生み出さないアウトであり、1点を取る辻監督が目指す野球は、三振は罰金ものではないだろうか。
三振の山を築き、奪った得点は本塁打のみでは、まるで昨シーズンまでのライオンズを見ているようである。
チームは4連勝と波に乗るが、攻撃陣の立て直しが間違いなく必要である。リリーフ陣が好調なうちに攻撃陣を立ち直せるであろうか。辻監督の手腕が試されるときである。