4月12日 楽天戦
雨天中止で2連戦が1試合のみとなった楽天との試合、ライオンズの先発は今シーズン2度目の先発となる多和田。
初先発の試合でも制球に苦労した多和田はこの試合でもコントロールが悪く、初回に打者一巡の猛攻を喰らい3失点を喫した。その後も制球は定まらず、3回に2人のランナーを背負ったところで降板となった。3回80球3失点、被安打6、与四球3のピッチングであった。
初回に3点のビハインドで始まり、その上、楽天の先発は則本。ライオンズの苦戦が予想されたものの、打線ががんばり、則本から5イニングで6点を奪った。
その後は、中村の今シーズン2本の本塁打で追加点を奪い、結局10-5で連勝中のチーム同士の対決はライオンズが首位楽天に快勝した。
大石のナイスリリーフ
この試合、ライオンズは打線が頑張った印象があり、ヒーローインタビューでは5安打の浅村が呼ばれたが、この試合のヒーローは間違いなくリリーフの大石である。
4回に多和田が残した2人のランナーを引き継ぎ、ノーアウト1,2塁の場面で登板。この時点でライオンズは逆転していたものの、リードは最少の1点。同点、あるいは逆転まで覚悟する場面であった。
しかしこの場面で、大石は、ダブルプレーと三振でなんと無失点で切り抜けた。大石は次の5回も投げ、2イニングを被安打1の無失点で今シーズン初勝利を挙げた。
昨シーズンから覚醒し始めた大石であるが、今シーズンも安定感は抜群。勝利の方程式にこそ入っていないものの、武隈とともに頼れるリリーフ投手に成長した。
エラーが減ってリリーフが安定したライオンズの今シーズンは面白い存在になるであろう。