4月8日 ソフトバンク戦
ここまでホームゲーム3連敗で未だに本拠地で勝ちがないライオンズは、ホークスとの3連戦の2戦目。
ライオンズの先発は先日の初登板でファイターズに打たれた野上であった。その野上は、初登板とはうって変わって、低めのコントロールがさえ、伸びのあるストレートで好投を続けた。特に、外角低めのストレートが冴えわたっていた。
結局野上は、6イニングを投げ1失点。5回に失投をスタンドまで持って行かれた本塁打の1点に抑えた。6回を投げ終わったところで93球であったが、今シーズンの勝利の方程式につなぐべく、野上はマウンドを降り、牧田、シュリッター、増田へと継投された。
リリーフの3人は1安打づつ打たれたものの無失点で抑える好リリーフ。一方の攻撃陣はタイムリー、本塁打で点を重ね、6得点。投打がかみ合った試合で、ライオンズは本拠地で今シーズンの初白星を挙げた。
シュリッターのミス
投手陣は1失点であった。勝利の方程式の一角であるシュリッターは1イニングを無失点であったが、その投球内容には課題が残った。
まずは、一塁線の打球をファールと決めつけたのか、ファーストベースカバーに行かずヒットにしてしまったミス。そこから乱れ、次の打者柳田にはストレートの四球を与え、その次の内川には2ボールとボールが6球続いた。
最終的に内川を打ち取り無傷で終えたものの、内川は単なる打ち損じであり一つ間違えば大ケガする投球内容であった。
ミスを減らすのが辻野球である。記録には残らないミスをしたシュリッターの今後の課題であろう。
打撃陣の課題
中田を打ち崩した打撃陣の攻撃は見事であった。2回も得点こそ入らなかったものの、満塁のチャンスを作り、源田がピッチャーゴロ併殺。中田のフィールディングが上回った結果であり、仕方がないだろう。
一方で、中田から変わった石川を打てなかったのは打撃陣の課題である。打順が一回りするまでソフトバンク石川にパーフェクトに抑えられ、メヒアがライナーでレフトスタンドに運んだホームランで一矢を報いるのがやっとであった。
今後も登板する機会がある投手であろう。苦手意識を植え付けられずに打てるか次の対戦がカギとなる。
連敗を3で止めたライオンズ、このまま連勝してソフトバンクに勝ち越せ!