4年目で初タイトル
金子侑司が53盗塁でオリックス糸井と2016年シーズンの盗塁王のタイトルを分け合った。
53個目の盗塁を決めて糸井に並んだあとは、股関節を痛めて登録抹消され盗塁王獲得が危ぶまれた状況であったが、一方のオリックス糸井も満身創痍。
最終戦まで糸井は盗塁を積み重ねることができず、最終戦は2打席で交代となり、53盗塁のまま金子と糸井が盗塁王となった。
金子の4年目
開幕1軍には名を連ねることができず、2軍スタートであった金子は、1軍昇格後、ショート、サードでエラーを重ねた。しかし、幸いにもポジションが空いていたライトのレギュラーを森友哉と争い、スタメン出場の機会を得た。
結局、金子の2016年シーズンの成績は129試合 打率.265 安打122 打点33 盗塁53 出塁率.331である。規定打席にも初めて到達し、堂々のキャリアハイの数字を残した。
しかし、1番バッターとしては出塁率が物足りなく、来シーズンへの課題となろう。タイトルを取れば野球人生が変わるものである。来シーズンの金子のさらなる飛躍を期待したい。