球団史上4人目
9月17日に3つの盗塁を決めて、金子侑司が秋山幸二、松井稼頭央、片岡易之に続き、ライオンズで50盗塁に到達した4人目の選手となった。
今シーズンの金子は、開幕一軍に入れず途中参加となった。ショート、サード、ライト、レフトと多くのポジションを守り、エラーを連発してスタメンを外れることも多かった金子であるが、シーズン終盤に来て、オリックス糸井と盗塁王を激しく争うところまで追いついてきた。
チームのCS出場がほぼなくなったことから、金子が出塁すればまず盗塁である。
そして、9月17日、4つの盗塁を試みて、3つ成功。3盗に失敗してしまったものの、勇気を出してスタートを切ったことは評価したい。
盗塁王を取れるか?
ライバルはオリックス糸井である。9月17日時点で糸井に2つ差まで迫っているが、糸井の出塁率は金子に比べて出塁率はかなり高い。
盗塁成功率はほぼ互角であるが、オリックスの方が残り試合が2試合多い。
金子が盗塁王を取ることは非常に厳しい状況である。しかし、盗塁王を獲得できるか否かは、これまでの結果ではなくこれからの出塁率にかかっているのである。
ゴロを打って、三振を減らし、四球を多く獲得できるかがカギである。
タイトルを取ればこれからの野球人生が変わるはずである。是非とも今シーズンタイトルを獲得して、来シーズンの金子の活躍を期待したい。