9月14日 ロッテ戦
浅村のファインプレーなどもあり9回途中までロッテ打線を無失点に抑えていた岸であったが、9回の先頭打者角中に同点ホームランを浴び、完封勝利を逃してしまった。
試合は、11回に浅村のホームランで勝ち越し、その裏を守護神増田が抑えて、ライオンズが勝利を収めた。
10回を投げた岸に白星が付き、今シーズン8勝目を挙げた。
すばらしいピッチングだった岸に白星が付いたのはよかったが、打線の援護がない中、1点差、それも1-0での9回の登板はエース岸を持ってしてもかなりのプレッシャーだっただろう。
そのまま完封勝利で終わればよかったが、岸を責めることは誰にもできない。責められるべきは監督であろう。
本塁クロスプレー
ライオンズは5回に呉のタイムリーで1点先制し、さらに2アウトながら1,2塁のチャンス。
続く炭谷の打球は三遊間を抜け、2塁ランナーの山川が少し足がもつれながらも本塁に突入した。角中の本塁への返球が逸れたものの、山川は本塁憤死。追加点を奪うことはできなかった。
この場面、本塁クロスプレーは送球が逸れたこともあり、かなり微妙であった。しかしながら、当然のように、ベンチから監督は出てこない。
ここで1点追加できていれば、岸にもかなりの気持ちの余裕が生まれたはずである。
もちろんビデオ判定で判定が覆ったかどうかは分からない。しかし、判定通りアウトだったとしてもライオンズの選手全員が納得して後のプレーに臨めるはずである。
1点を取る野球ができない今シーズンのライオンズであるが、ベンチが1点を放棄してはいけない。今シーズン限りで田辺監督の退任が決定的であるが、次期監督は抗議に行く監督を選んでほしいものである。