ライオンズのショート
2016年のシーズン終盤になってもショートのレギュラーは決まっていないライオンズである。
8月に呉念庭が1軍に昇格して以降は、呉念庭がスタメンでショートを守る機会が増えている。来年のショートを見据えた起用であろうか。
しかし、呉念庭がスタメンで出場していても、試合終盤になると守備職人永江の登場である。
すなわち、首脳陣としても呉念庭の守備には一抹の不安を感じているということは明らかである。
来シーズンに向けていろいろトライすることは必要であるが、守備をおろそかにするとどうなるか、今シーズン前半の試合でイヤと言うほど分かっているであろう。
呉念庭のレギュラーの可能性
呉念庭は2軍の試合でバッティングで結果を出し、1軍昇格を掴みとったのである。しかし、1軍投手陣の壁は厚いようである。
1軍での打率は、約2割。まだ昇格してきたばかりで見極めるのは早いかもしれない。
しかし、打率2割であれば、守備のいい永江の方がマシである。
さらに、永江の守備範囲と比べるのは酷ではあるが、通常のショートと比べても呉念庭のショートの守備範囲は狭すぎる。
9/3の試合でも千葉マリンの風にやられたとはいえ、お粗末な飛球の処理で、逆転につながるランナーを出塁させてしまっているのである。
ショートで守備範囲が狭いことは致命的である。
今後、呉念庭がショートのレギュラーを取るためには、バッティングで結果を残すことはもちろんのこと、守備範囲の拡張が求められる。