スミ1の敗戦
7月12日楽天戦、ライオンズ先発は初勝利を目指すポーリーノ。
しかし、ポーリーノは初回にいきなり楽天の新外国人ペレスに来日初打席初本塁打を献上して2点を失った。
2点を追う、ライオンズは初回に浅村のソロ本塁打で1点差に迫る。
ポーリーノは2回以降立ち直り、楽天打線に安打を許さないピッチング。
そして1点差で迎えた5回、ライオンズは1アウト1,2塁のチャンスを作り、打順は秋山。
秋山のライナー性の打球はセンターへ抜ける。2塁ランナー炭谷はライナー性の打球に一度2塁に戻り再スタート。楽天二遊間の守備位置を確認していたら、ライナー性の打球であってもスタートが切れたはずである。
スタートが切れなかった炭谷は3塁止まりで1アウト満塁。同点に追いつけなかった痛い走塁であった。
1アウト満塁で打席には浅村。ここで浅村は1塁へのファールフライ。犠牲フライはもちろん、内野ゴロで同点に追いつける可能性があった場面である。
1アウトで3塁にランナーを置いてポップフライは前日の試合でも同じである。前日の試合は、先制の場面。この試合は、同点になる場面。2試合連続で浅村は1点を取るバッティングができなかったのである。
その結果、5回の最大のチャンスで無得点。その後、ポーリーノが7回に力尽き、満塁から走者一掃の2塁打を浴びて5失点。その時点で試合は決した。
球が高いながらもポーリーノはよく投げたが、打撃陣がどうしようもない攻撃で敗戦、1日でライオンズは5位に逆戻りである。
炭谷も浅村も準備不足と言わざるを得ない。ポーリーノは試合を作っているだけに、初勝利を挙げられないのは残念である。