7月10日 オリックス-西武
メヒアの豪快な一発で先制したライオンズであるが、その後は走攻守でミスを重ねる展開。
1点ビハインドで試合は続いたが、最後にバスケスが試合をぶち壊して終戦。ライオンズは最下位バファローズに連敗を喫した。
多和田のミス
先発の多和田は死球、暴投を連発。
左打者へスライダーが曲がりすぎて死球を与える内容はこれまでの試合と変わりなし。さらに、スライダーがワンバウンドして暴投となる。
圧巻は5回。2アウトランナーなしからツーベースヒットでピンチを招く。ここで、多和田はなんと連続ワイルドピッチで勝ち越し点を奪われた。
スライダーがよく曲がるのはいい。しかし、コントロールできなければプロではない。多和田が生き残っていくためには、スライダーのコントロールがカギとなるであろう。
守備のミス
金子のエラー、呉念庭のエラー、ここまでは平常運転であり、何のコメントもない。4回の守備のミスは酷いものであった。
やらかしたのは炭谷である。
1アウト1,3塁のピンチでオリックス駿太にセーフティスクイズを決められる。この場面、スクイズを捕球したメヒアがボールを握り直したのか、本塁への送球がワンテンポ遅れてしまった。これによりホームクロスプレーでセーフの判定。
セーフになったものは仕方がない。しかし、ここで炭谷はセーフ判定の審判に抗議してランナーから目を切ったのである。その間に1塁ランナーに3進されてしまった。インプレーなのにランナーから目を切るなんていうことはプロとしてあり得ない凡ミスであった。
走塁のミス
さらにランナーを攻められない走塁ミスが起きる。
4回ノーアウト1,3塁の場面、打者は呉念庭。呉の打球はファーストゴロ。サードランナーの浅村が飛び出し、三本間に挟まれてタッチアウト。ゲッツーを防ぐ、あるいは再度1,3塁を作る意味で浅村の飛び出しは正解である。
しかし、浅村が粘れず、その間に2塁を回った1塁ランナーメヒアまでタッチアウトとなってしまった。走塁ミスであるが、メヒアのミスとも言えない。
浅村の狭殺プレーの間に三塁コーチャーの奈良原がメヒアを手招きしていたのである。メヒア単独の判断というより、三塁コーチャーの指示に従ったというものであろう。完全に三塁コーチャー奈良原のミスである。
走塁ミスをした山川を公開説教するよりも自分のミスを悔いてほしい。
さいごに
グダグダの試合となってしまったが、呉念庭をスタメン出場させた点、最後に森を捕手として出場させた点は評価したい。