代打の切り札上本の起用方法

森の起用方法

まずは森友哉の起用について触れておきたい。7/1に中村剛也が復帰して指名打者に入ったため、森はベンチスタートとなった。

森を使うにはライトで起用することになるが、その場合には、金子がサードで起用されることになる。しかし、金子のサードで多くのエラーを記録したため、サードからライトに回されている現状である。金子をサードで起用することは考えにくい。

ライトの守備力で言えば、森よりも金子の方が上である。そうすると、ライト金子となり、森は指名打者しか選択肢がない。森を指名打者として起用するためには、中村がサードの守備に就くことになる。

しかし、股関節を痛めた中村をすぐにサードに起用することは憚られるであろう。そうすると、森がはじき出されてベンチスタートになるのは当然のことである。

ベンチスタートになった森は代打での起用ということになる。ここまでは、単純に論理の積み重ねであり、算数と一緒である。

代打の切り札

現在、ライオンズの代打の切り札は上本である。しかし、7/1の試合では代打の切り札を使うべき場面で使えなかったのである。

7回表、2-3でライオンズは1点リードされている場面である。渡辺、炭谷の連打(炭谷のバント失敗はこの際おいておこう)でノーアウト1,3塁のチャンスを作る。

続く永江には、代打を送らず強攻。しかし、結果は三振。永江は2打席目にレフトフライを放っており、首脳陣が淡い期待を抱いたのかもしれない。これはこれで仕方ない。

しかし、続く金子に代打森である。金子は則本に2三振であったため、代打を出すことはいいが、問題は誰を起用するのかである。

もう一度言うが、代打の切り札は上本である。今シーズンの上本の代打での安打は目を見張るものがある。しかし、首脳陣は代打に森を選んだ。結果、ファーストゴロ。結果は別にして、代打森の起用には疑問が残る。

次にチャンスがあるかどうか分からない場面、さらに絶対に1点ほしい場面である。それにもかからず、代打に上本を使わずに森である。

延長戦になれば、いいピッチャーから使っていくのがセオリーであるのと同じく、代打もいい打者から使っていくべきであろう。

細かいことがきっちりできないライオンズの選手たちであるが、果たして首脳陣はどうなのだろうか・・・非常に残念な采配であった。

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