6/28 第73戦 西武-日本ハム コツコツと1点を挙げるファイターズと1点を拒否するライオンズ

ライオンズの73戦目

日本ハムとの3連戦の2戦目です。この試合はポーリーノが来日2試合目の先発となりました。

ライオンズは得意の拙攻、残塁の山で得点を挙げることができず、完封負けでファイターズに連敗を喫しました。これでライオンズは3連敗で借金は7となってしまいました。

スコア

札幌ドーム 日本ハム8勝5敗

1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本ハム 1 0 1 1 0 0 0 0 × 3

勝利投手:吉川
セーブ:マーティン
敗戦投手:ポーリーノ
(西武)ポーリーノ、小石、野田-炭谷、上本
(日本ハム)吉川、バース、谷元、マーティン-市川

ダイジェスト

先制はファイターズ。ポーリーノは不運な安打と炭谷のエラーからピンチを招き、中田に代わり4番に入った陽にタイムリーヒットを打たれて1点を先制された。この試合もエラーが絡み失点となった。

さらに、ポーリーノは、3回に1,3塁から内野ゴロを浅村が野選で1点を失い、4回に1,3塁から犠飛で1点を失った。結局、ポーリーノは味方に足を引っ張られながらも6回を投げ、3失点でマウンドをリリーフ陣に譲った。

ライオンズ投手陣は3点で踏ん張ったものの、ライオンズ攻撃陣は6回以降、ファイターズのリリーフ陣に対してノーヒット。完封負けでファイターズに連敗を喫した。

試合の詳細

ライオンズは初回から、エラー絡みで点を失う得意の展開。炭谷の送球エラーはタイムリーエラーとはならなかったものの、1塁ランナーを3塁まで進めるエラー。さらに、初回の3本のヒットのうち、2本はエラーといってもいい守備であった。1本は炭谷とポーリーノのお見合い、もう1本は浅村がゴロにタイミングを合わせることができなかったものである。これだけの酷い初回ではあったが、ポーリーノはなんとか最少失点で切り抜けた。

3回もミスは点を失った。大谷、陽の連打で1,3塁のピンチを招くと、ポーリーノは続く田中をセカンドゴロに打ち取る。しかし、バウンドの高いセカンドゴロで浅村は本塁送球を選択し、フィルダースチョイスで1点を失った。いくら前進守備をしていたとはいえ、明らかに間に合わないタイミングであり、完全に浅村のミスである。

しかし、続く2アウト1,3塁のピンチでは、ライトでスタメン出場の金子が背走、ジャンプ、フェンスにぶつかりながらライトライナーを捕球し、この回もなんとか最少失点で切り抜けた。

ライオンズは4回にチャンスを迎えた。山川と渡辺の連打でノーアウト1,3塁のチャンスを作った。この場面で、ファイターズの守備はゲッツー狙い。そこで炭谷は注文通りのサードゴロゲッツー。しかし、なぜか3塁ランナー山川が走っていない。1点をもらえる場面で1点を拒否する酷い走塁ミスでチャンスをつぶした。

ピンチの後にはチャンス。ファイターズは4回、1アウト1,3塁から犠牲フライで1点を追加し、コツコツと点を積み重ねてリードを3点に広げた。

結局、ライオンズ打線は10残塁の拙攻でホームベースを踏むことなくゲームセットとなった。

試合を終えて・・・

またミスのオンパレードです。炭谷の送球エラー、浅村のフィルダースチョイス。ここまでは毎度のことで慣れました。

しかし、この試合は守備のミスではなく走塁のミスです。ファイターズはライオンズの内野前進守備でも内野ゴロで1点を取るのに対して、ライオンズはファイターズの内野中間守備に対して内野ゴロで1点を取りません。山川の走塁ミスは、この試合で最もひどいミスでした。

野田がプロ初登板を果たしました。変則フォームのサウスポーでストレートは140km台前半。レアードに2塁打こそ打たれたものの、3三振で無失点のデビューです。上本のサインにも首を振り、打者と勝負する姿は今後が非常に楽しみです。

コメント

  1. 福岡のレオ党ヨネクレマン より:

    まずもって、森選手を捕手として思い切って据えてみることが将来に向けての灯りとなる。後半戦を森捕手で行って本当に捕手としての資質が無いのかを検証すべきである。炭谷捕手が評価されている事に疑問を抱いている。逆にいえば、今の捕手のレベルの低さが知れるというものだ。コリジョンルールで捕手の大きな怪我の懸念が無くなったので、良いチャンスである。森が決まればチームの血流が良くなるかもしれない。やってみる価値はある。甲子園を制したチームの正捕手だよ。時間は少々かかることを恐れてはならない。

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