6/27 西武-日本ハム戦
岸が7回に自らのエラーから崩れて、1イニング5失点で日本ハムに逆転を許してしまいました。
このイニングには、いろいろなドラマがありました。
まずは岸の交代のタイミングです。田辺監督は岸の続投を選択し、結果的に日本ハムに逆転されることになりました。
一方の日本ハムは、チャンスで中田を交代させました。これまで中田と心中してきた栗山監督が4番中田に代打を送ったわけです。この采配に選手たちが応え、逆転に成功しました。
田辺監督の采配がダメで、栗山監督の采配がいいかと言えば、そうとも言えません。結果的に残ったのは、ファイターズが逆転して、ライオンズが逆転されたという事実だけです。
岸交代のタイミング
岸がエラーで失点を喫した時点では、7-5でまだライオンズが2点リードしている状況でした。投手交代をするのであれば、このタイミングでしょう。しかし、田辺監督は岸の続投、岸との心中を選択しました。
岸の続投については賛否両論あるかと思いますが、個人的には続投に賛成です。岸がライオンズのエースである以上、あと1つアウトを取ってほしいというのがベンチの考えでしょう。
野上や十亀であれば、間違いなく交代になっていたでしょう。それだけエース岸を信頼したということです。信頼しているということがちゃんと選手に伝わっていれば、次回の登板ではきっと信頼に応えてくれるでしょう。
中田の交代
一方の中田の交代はどうでしょう。栗山監督は、腰の張りがあったため交代させたと言っていますが、実際にはどうなのでしょう。
もちろん、腰の張りは事実かもしれませんし、中田を交代させるための大義名分を作ったのかもしれません。
栗山監督の非常に大きな決断は、中田への信頼が揺らいだということにもなりかねません。一方で、他の選手に厳しさを示す決断になったのかもしれません。
さて、田辺監督の采配と、栗山監督の采配に甲乙を付けることはできるでしょうか。もちろん試合に勝利するに越したことはありませんが・・・野球はドラマです!