6/27 第72戦 西武-日本ハム 2つのタイムリーエラーを献上し、結果は1点差で逆転負け

ライオンズの72戦目

ライオンズの72戦目は、札幌に移動して3位日本ハムとの対戦です。

4点リードがあった岸ですが、自らのエラーもあって崩れて8失点でKO負け。ライオンズは連敗となってしまいました。

スコア

札幌ドーム 日本ハム7勝5敗

1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 4 0 0 0 0 3 0 0 0 7
日本ハム 2 0 1 0 0 0 5 0 0 8

勝利投手:白村
セーブ:マーティン
敗戦投手:岸
(西武)岸、武隈-炭谷
(日本ハム)メンドーサ、加藤、白村、宮西、マーティン-大野、市川

ダイジェスト

先制はライオンズ。初回に金子、森の連打の後、メヒアのホームランであっさりと3点を先制した。さらにメンドーサを攻めて、永江の犠飛で1点を追加した。

日本ハムが初回に反撃。1塁累進のおかしな判定とタイムリーエラーとタイムリーヒットで、ライオンズの先発岸は2点を失った。さらに3回には、初回タイムリーヒットの陽が岸からホームランを放ち、ライオンズのリードは1点に縮まった。

1点差から点を取ったのはライオンズ。6回、1アウトから代打鬼崎のタイムリーヒットでまず1点、さらに2アウトから金子のレフト線へのツーベースで2点を挙げ、この回3点を奪った。

4点リードがあったライオンズであるが、7回に岸が自身のエラーから崩れ、1イニング5失点で日本ハムに逆転を許してしまった。

日本ハムに逆転を許したあとは、ライオンズは、日本ハムの勝利の方程式を解くことができず3連戦の初戦を落とした。

試合の詳細

ライオンズは初回から苦手メンドーサを攻め立てた。秋山は三振に倒れたものの、荒川、森の連打で1アウト1,2塁のチャンス。ここでメヒアが初球を叩いて、バックスクリーンへ放りこんだ。2,3,4番で5球で3点を挙げた。

さらに、栗山の四球、炭谷のヒット、山川の四球で1アウト満塁。ここで前日猛打賞の永江がレフトへライナーを放ち、犠牲フライで1点を追加した。3ランだけで終わらなかった、久々にいい攻撃であった。

4点をもらった岸であったが、初回から不運が重なり失点した。先頭の西川のショートゴロは、リプレイを見ると完全にアウトであるが、審判はセーフとの判定。盗塁で2進した後、中島のセーフティバントにサード金子の送球エラーを犯し、不運な失点となった。さらにエラーのせいで2進していたランナーをシングルヒットで返されて2点目を失った。

3回には、岸が陽岱鋼にソロホームランを許し、ライオンズは日本ハムにじわじわと追い上げられた。

1点差となった6回、四球の山川をランナーにおいて、永江が3塁線への絶妙なバントヒットを決めチャンスを作る。ここで代打鬼崎が初球を右中間に運び、1点を追加してメンドーサをノックアウトした。さらに2アウト1,3塁から荒川がレフト線ギリギリに入るタイムリーツーベースを放ちリードを4点に広げた。

岸は100球を超えた7回に連打を浴び、犠牲フライで1点を失った。さらに、2アウトから岸がピッチャーゴロを1塁に悪送球し、エラーでもう1点失ってしまった。とうとう岸にまで悪影響が及んでしまった。

自らのエラーで点を失った岸は2四球を与え、満塁のピンチを迎え、田中賢介に同点打を浴びてしまった。同点になっても岸は続投で、さらにレアードに逆転打を浴びて岸はノックアウトとなった。

結局、1点差を追いつくことができず、そのままゲームセット。あまりにも痛いエラーでの失点となってしまった。

注)金子侑司はユニフォームを忘れたため、荒川ブルペンキャッチャーのユニフォームで出場しました。

試合を終えて・・・

永江の猛打賞は本物になりつつあるのかもしれません。初回にメンドーサから犠牲フライを放ちましたが、その打席で4球のインコースの厳しいストレートをカットしています。これまでであれば、簡単に三振するケースでしたが、カットして粘ったあとに貴重な犠牲フライです。

2打席目は三振でしたが、カットで粘りを見せました。さらに3打席目は、おそらくバントからのサインだったのでしょうが、セーフティバントを決めて内野安打です。永江の活躍にはうれしくて涙が出そうです。

金子の守備が酷すぎます。3試合連続エラーで、3試合ともタイムリーエラーとなっています。エラーをする金子が悪いのはもちろんですが、金子を内野で使う首脳陣はどうかしているのではないでしょうか。明らかに守備を軽視しすぎです。エラーで外される鬼崎が可哀想にもなってきます。

誰のエラーであろうと、エラーで失う点が多すぎです。たまにはエラーやミスがない試合が見たいものです・・・

コメント

  1. 福岡のレオ党ヨネクレマン より:

    金子選手の内野手としての資質がないことが明白な状況である。送球に難のある内野手は将来的にも難しい状況であり、外野手として定着させる他ないと見た。最近では、オリックスの田口壮選手がショートストップでデビューも送球難から外野手転向で一流になったケースがあるが、金子選手も転向以外にないと思われる。走力、肩の強さで一流の外野手になる可能性は多いにあると見る。そうなると、森選手はDHに入らざるを得ないし、1塁メヒア、サード山川という布陣しかないこととなる。また私は、炭谷捕手のリードも問題があるように見えて仕方ない。思い切って森捕手の起用は無いのか!ここまで落ち込んだチーム、目標を失いつつあるチームは、思い切った方向性を取らざるを得ないのではないだろうか。それにしても、田辺監督は気の毒だが武運の無い指揮官である。動けば動いたで、動かなければ動かないで、どっちにしろ悪い結果に流れてしまう武運である。ここは休養を取って、後半戦の潮崎代行の采配を見てみたい気がする。石毛監督、古田監督という手は無いのだろうか?

  2. 福岡のレオ党ヨネクレマン より:

    追伸。それにしても、栗山監督の4番中田に代打を送った采配が流れを呼び込んだ。見事な采配である。田辺監督には出来ない芸当であり、チーム内にエラーをしてもなんとなく見過ごしてしまう雰囲気があり、全く厳しさの無い采配である。そのようにしか見えない。負けるべきして負けているのである。

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