浅村への送りバントの指示の是非

6/24 ロッテ戦

7-6と1点差に詰め寄ってなおもノーアウト1,2塁の7回裏のライオンズの攻撃。

この場面で、バッター浅村に対してベンチのサインは送りバントでした。

浅村の送りバントはホームベースの前に落ち、キャッチャーゴロとなり、結果的に2-5-3のダブルプレーとなってしまいました。3連打で作ったチャンスがつぶれてしまった瞬間です。

浅村は送りバントの直前の打席で左中間スタンドに豪快にホームランを叩き込んでいます。

ホームランを打ったバッターに対して次の打席で送りバントを命じる采配が正しかったのか、議論の余地はあるかもしれませんが、個人的には、送りバントの選択は間違いではなかったと思います。

送りバントが決まっていたら?

結果的にダブルプレーでチャンスをつぶしてしまいましたが、送りバントが決まっていれば、1アウト2,3塁です。

1点差の場面なので、1打逆転です。2塁ランナーがメヒアなのでシングルヒットで逆転は難しいかもしれませんが、内野ゴロや犠牲フライでも同点になる場面でした。

仮定の話になってしまいますが、送りバントが決まっていたら、次の打者、栗山を歩かして炭谷勝負という可能性が高かったでしょう。

そうすると、炭谷に代打、坂田か上本を出すことになるでしょう。代打を出しても点は奪えなかったかもしれません。

しかし、今シーズンの野球は、コリジョンルールが導入されています。3塁にランナーを置くこと、とりわけノーアウト、1アウトで3塁にランナーを置くことが大事です。

そういった意味でも、浅村への送りバントの指示は間違っていないと思います。

ただ、2日前の全体練習での2時間のバント練習で浅村が真剣に取り組んだのか、また、この場面で浅村がバントを絶対に決めると意志があったのかは誰にも分かりません。

次の機会には絶対にバントを失敗しないように必死で練習してほしいところです。

コメント

  1. 福岡のレオ党ヨネクレマン より:

    基本的にクリーンアップに送りバントは無いという見解。確かに短期間の日本シリーズ大一番とかは別にして、昨夜の場面、継投ミスで相手に流れを渡した試合で、3連打の流れに乗り力ずくでひっくり返したかった場面。全てが結果、最悪の采配と言われても仕方がない。

    • Mr.H より:

      コメントありがとうございます。
      継投ミスをしたからこそ、固い作戦になってしまうのは仕方がないことだと思います。1点差でしたので、最悪の采配と切り捨てるのは厳しいですね。

  2. 結局レオファンは辞められない より:

    いつも楽しみに読ましてもらっております。
    さて今回のバント戦術。
    バントで確実に塁を進めて確実に1点を獲るという作戦はあってもいいと思います。
    でも、相手投手の駒を考えると
    チャンスはあの回か、延長戦しかない感じだっただけに、
    あの回で決めるためには、
    しかも、バント戦術で確実に獲っていくなら、
    敢えて浅村さんを下げて、
    浅村さんよりバントがましな選手に代打してもよかった気がしますが。

    渡辺直さんなどの方が浅村さんよりマシと思いますが。
    それだけあの回は重要な場面だったと思います。

    いずれにしても、ちょこちょことした準備
    の付け焼き刃は厳しいですよね。
    やるなら、意識を変えるところから徹底的に指導しないとと思います。

    • Mr.H より:

      ご愛読ありがとうございます。
      確かに昇格したばかりの渡辺直人をピンチバンターとして起用する手もありでしたね。
      しかし、セカンドの守備と延長戦のことを考えると、そこまで大胆な采配は難しかったのかもしれません。

  3. 匿名 より:

    策はさせる選手を見て出すものだと思います

    浅村は納得してのバントじゃなかったと思うな
    「え~俺にバントかよー!!」って気持ちでやってたのではないかな?

    そこに首脳陣の仕事があるのです
    気持ちを変えさせるとか、無理なら右打を心がけさせるとか
    そろでも浅村の表情を見て不服そうなら、
    それでどうしてもバントさせたいならチームとして大切だと思うなら
    直人に替えて浅村に判らせても良かったのです

    光成の交代が遅れた自責の念から監督は平常心じゃなかったと思いますね
    それが全てで、ひきずって
    広くも深くも将来も見渡せないことになっているのじゃないかな

    • Mr.H より:

      コメントありがとうございます。
      納得していたかどうかは浅村にしか分からないので何とも言えませんが、首脳陣のケアは必要ですよね。田辺監督はいつになく憮然とした表情でしたが、そうとう苛立っていたのかもしれませんね。

  4. ガンバレ!!ライオンズ より:

    あの場面、普通なら送りバントは正解中の正解
    ブログ主のおっしゃるとおり、コリジョンルールの関係からランナーを3塁に置くことは非常に有効です

    ただ、多くの方々が問題にしているのは「浅村に送りバント」です
    絶不調時の浅村なら仕方ないかも知れませんが、前打席でホームランを打った「浅村にバント」です

    • Mr.H より:

      コメントありがとうございます。
      ホームランの後にバントも個人的にはアリです。特に浅村だからアリです。浅村はすぐに大振りする傾向があるので、あの場面は進塁打すら難しかったと思います。
      どうなっていたかは、神のみぞ知る・・・

  5. レオ党since1979 より:

     昨日の敗戦はまさかの逆転負け。確かに痛い負けです。しかし、思いの外、5回裏で4点勝っていてもライオンズの場合は、勝率: 0.908 [69勝7敗0分](2005年~現在)で意外に負けているケースが多く、千葉相手では2011年05月03日(火) 埼玉西武-千葉ロッテ4回戦、2013年04月25日 (木) 埼玉西武-千葉ロッテ6回戦 で負けてます。んー。7回までリードすれば勝ってたのかもしれませんがね。6回はやっぱり鬼門です。
     なんのこれしき、今日もまた、気合いで応援です。

  6. 西武と言えばイマクルス より:

    ちょこっと気になったので今更失礼致します。

    浅村の中に「俺にバントかよ!」という気持ちがあったのでは
    という推察を立てられている方もおられますが、
    だとしたらちょっといかん気が。。。

    対戦相手だったロッテは、
    首位打者を獲得した角中も昨季3割を打った清田も
    かつては福浦にも4番時代の今江にもサブローにも
    ここぞという時はバントをさせます。

    しかも意外とみんな上手い(笑)

    ソフトバンクの内川や松田の犠打も見たことがあります。

    彼らも意外とできる(笑)

    あえて厳しく言えば、
    浅村という選手が置かれている立場であれば、
    チームから出される作戦には納得してほしいし、
    また、そうあるべきかと。

    結局は守備力より攻撃力のチームだから打ち勝つしかないんだという軸の中で
    なんで浅村に打たせないんだよ!クリーンアップだろ!!
    という考えなら大いに理解できます。

    フレームさえぶれなければ、それもまた作戦かなと。

    ただ、私はセオリー通りの堅実な作戦を好みますので、
    そのまま浅村にバントの指示が出たのは正解だったと思っています。

    イニングと点差のことを考えるとバントのためだけに代打を出すには
    少し早いかな(基本的には9回以降にしか使わない)と思います。

    ちなみに私はライオンズファンではありませんが(パリーグファン)
    ライオンズが優勝争いしていないパリーグは
    やっぱりなんだか寂しく感じてしまうので
    頑張ってほしいですね!

    • Mr.H より:

      いつもコメントありがとうございます。
      ライオンズファンではなかったんですね・・・それなのにライオンズファン目線のブログを読んでいただけるとは、ありがたい限りです!
      浅村がどう考えていたかは誰にも分からないですが、バントのサインに対して1球できっちりをバントを決めて、ドヤ顔でベンチに戻ってくるくらいの選手になってもらいたいところです。

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